シミ対策の基礎講座|研究者が語る美白成分の真実

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■美白化粧品

1.美白化粧品の実力

医薬部外品の美白化粧品の効果効能は次のように定義されています。

「メラニン色素生成を抑えることにより日焼けによるしみ・そばかすを防ぐ」

しかし、美白化粧品を購入する方が期待するのは「シミを予防すること」ではなくて「シミを薄くする効果」ですよね。医薬部外品の効果効能の定義はさておき、美白化粧品(医薬部外品)にそのような効果はあるのでしょうか?

これまでの私自身の経験や、学会や研究論文での報告等を見てきた経験から言うと、「美白」を標榜している全ての医薬部外品に“シミを薄くする効果がある”とは正直に言って思えません。もう少し正確に言うと、“みなさんが期待するような効果(シミの改善)”が、全ての医薬部外品にあるとは思えない、という事です。この点についてはまた後でお話をしたいと思います。

その一方で、効果が期待できる医薬部外品ももちろん存在します。美白成分が新規に医薬部外品の主剤として認められるためには、ヒト試験でシミの改善効果がきちんと確認される必要があります。こうした過程を経て承認された医薬部外品(美白成分)はそれなりの効果があると言えそうです。

2.自分の”シミ”について正確に知っていますか

医薬部外品の効果を語る上で考えなければいけない事があります。それは…

『美白成分の効果はシミの種類によって異なる』

ということです。従って、美白化粧品の効果を十分に得るためには、まず、自分のシミの種類を正確に知ることが大切です。

一般の方が「シミ」と認識しているものには、肝斑、老人性色素斑、そばかず(雀卵斑)、炎症後の色素沈着、太田母斑、脂漏角化粧などたくさんの種類があります。例えば、太田母斑ではメラニン色素が真皮に落ち込んでいるため、美白化粧品の対象とはなりえません。この場合は、レーザーによる治療で改善効果を期待できます。

自分のシミがどんなものかは、様々な情報から推察することもできますが、皮膚科医に受診して診断してもらうのが確実でしょう。いくつかの種類のシミが混在している場合もありますので、信頼のおける医師に診断をしてもらうのが一番良いと思います。

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