美白成分の基礎知識
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■ビタミンCの美白効果 ビタミンCは様々な効果を持っているので、ビタミンC誘導体を配合した化粧品はたくさん作られています。それでは、シミ改善効果はどのぐらい期待できるのでしょう。 1.ビタミンCのシミ改善効果 高濃度の10%アスコルビン酸リン酸マグネシムを配合した製剤の効果を試験した報告があります(J. Am. Acad. Dermatol. 34 p29-33 1996)。この論文では、約60%程度の老人性色素斑で改善が認められたと報告しています。 この論文では、ビタミンCの濃度が10%と、非常に高い濃度のビタミンC誘導体を配合した化粧品を試験に使用しています。単純に考えれば、有効性物質(ビタミンC誘導体)がたくさん入っていれば入っているほど効果が高いと考えられます。しかし一方で、『これ以上配合しても効果は変わらない』という最高濃度の限界値もあるはずです。今のところ、その値が3%なのか10%なのか20%なのかは分かりません。 2.効果”を発揮する上でも大切な”使い心地 効果を語る上のもう1つの要素として、『化粧品としての使い心地のよさ』が挙げられます。これは一見「効果」とは全く無関係のように見えます。しかし、化粧品(医薬部外品も含めて)でシミの改善効果が現れるには3ヶ月~6ヶ月、場合によっては12ヶ月という長い時間を要します。その長い期間、毎日きちんと使い続けるにも「使い心地のよさ」は大切な要素になります。 ビタミンC誘導体を高濃度に配合すると、この「使い心地のよさ」が犠牲になることがあります。 1つ目の理由は、ビタミンC誘導体の特性にあります。ビタミンC誘導体の特性上、高濃度に配合した化粧品では、感触としてべたつき感が強くなる傾向にあります。配合するビタミンCの濃度と感触のバランスをどう取るかは、各社の処方化技術や、製品設計の考え方で決まります。 2つ目の理由は、ビタミンC自体にピリピリとした刺激感があることです。従って、ビタミンC(誘導体)を高濃度に配合した化粧品を使うと、肌にピリピリとした刺激を感じる人が増えてきます。但し、これは個人差があり、そうした刺激が全く気にならない人もいます。何%以上だと刺激感があるとは一概に言えませんが、5~10%以上配合されているものを買うときは一度自分の肌に合うか試してみると良いでしょう。 多くの人は紫外線があたると肌が黒くなりますが、これは、紫外線を浴びた肌ではユウメラニンが多く作られる傾向があるからです。ビタミンCは、このユウメラニンを還元して、メラニンの色を薄くする作用があります。
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